一日一生という教え
酒井雄哉(さかいゆうさい)氏は、比叡山の千日回峰行を二回成し遂げた大阿闍梨(だいあじゃり)です。千日回峰行は7年間にわたる行で、その歩く距離は地球一周分にあたるといわれています。これを二回成し遂げたのは四百年の間で3人しかいらっしゃいません。
この本は、その酒井氏が言われたお話というか、ことばを書きまとめたものです。死と隣り合わせのような行なのに、おっしゃることは実に淡々とされています。氏は若い頃はいわゆるおちこぼれでもあり、不良でもあったようです。紆余曲折を経て、比叡山の僧侶となられます。なるほどと思うことばが満載です。
行の間は草鞋(わらじ)を履きます。一日でぼろぼろになります。最初の三年間でも毎日30から40キロ歩くわけですから。毎日新しい草鞋を履き、そしてまた履きつぶします。
「今日の自分は草鞋を脱いだ時におしまい。そこからは明日生まれ変わるために、一生懸命反省すればいい。明日は二度と再び同じことは起こさないように努力する。そして、また、新しく蘇って出て行く。今日の自分は今日でおしまい。明日はまた新しい自分が生まれてくる。一日が一生。今日失敗したからって、へなへなすることはない、落ち込むこともない。明日はまた新しい人生が生まれてくる。今日を大切にしなかったら明日はない。今が一番大切。」
私たちヒーラーも、今、ここ、この瞬間を大事にする練習をします。昨日の失敗は反省しても引きずらない。今日があって明日がある。共通ですね。
今日がうまくいかなかったあなた、明日はまた新しい一生が待っています。
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コメント
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、私たちにはなかなか難しいですが、この本をお読みになるとよくわかりますが、ほんのちょっとの気持ちの切り替えで、この境地とまではいかずとも、わたしたちなりにできることがあることがわかります。
おちこぼれたり苦労をされていますが、元々はこういう考え方ができるかただったのだと思います。千日回峰行をなぜ二回もされたのかも、すごく自然体からのことだったのがわかりますよ。よろしかったら読んでみてくださいね。
投稿: ほわいとろーたす | 2009年4月14日 (火) 14時12分
こんにちわ。
ココログの紹介ページで拝見しておじゃましています。
酒井雄哉氏の本は読んだことありますが、まさにすさまじいものですね。死を意識しながらの修行すごいと思いました。
「一日一生」の教え、頭では理解できてもわたしのような凡俗にはなかなか実行できませんが、常に心したいと思います。
投稿: KOZOU | 2009年4月14日 (火) 13時54分