母の力
話題の女子フィギュアスケートが終わりました。ジョアニー・ロシェット選手がショートプログラムが終わった途端にぼろっと泣いた時に、母が亡くなったときのことを思い出しました。母が再入院したときは、産業カウンセラーの試験が1週間後に迫ったときでした。試験はだめかもと思ったけれど、これを言い訳に逃げたくはなかったので、母の病室のベッドの横でテキストと格闘していました。そしてその4日後に亡くなるのですが、最初は斎場がいっぱいで、通夜は試験当日になりそうでした。ここでもあきらめそうでした。でもどういうわけか(母のおかげだと思うけど)、なんとか斎場の予約ができ、試験は予定通り受けられたのでした。その日、試験の後の夕方から透視リーディングの卒業式。そのときまで卒業できるかどうかがわからない私たち。だから、無事予定通り修了できたとき、その修了証をもらって席に戻ったとき、ロシェット選手と同じように、ぼろ、っと抑えていた感情がでてきたらしく、母の死を実感しました。
彼女のお母さんと違い、我が母は私が記憶の限りでは一度たりとも褒めても励ましてもくれなかったけれど、さすがにこのときだけはきっと「よくがんばった」と思ってくれたのではないかと思いました。彼女の出場は危ぶまれたそうですが、頑張って出場して、なおかつメダルを取れたのは、やはりお母さんのパワーがあったんじゃないかなぁ。
さて、金メダルのキム・ヨナ選手は、韓国の番組ではバラエティーにも出たり、CMにも出たりして、結構露出しています。だから今回の金メダルへのプレッシャーも相当でなかったかと思います。この生放送の時には、視聴率46%です。競技時間にあわせてお昼休みを変更した企業もあったとか。そんな中で失敗をせずに最高の演技をした彼女も立派でした。彼女のお母さんは小さい頃から、何から何まで彼女のスケートのために尽くした方らしいです。まあいわゆるステージママでもあったようです。そんな母への反発の時期もあったりして、それを乗り越えての母娘の絆があったのでしょう。
ちょっとほっとしたのは、以前に浅田真央選手がキム・ヨナ選手の練習の際に邪魔をしたという悪意ある報道があった韓国ですが、今回は彼女にもとても好意的な放送やら記事やらで、ちょっとほっとしました。
オリンピックに限らず、こういう競技が人々に時には勇気を、時には夢を与えています。きびしい練習を乗り越え、オリンピック選手となり、人々にそんな力を与えることのできる選手たちはしあわせですね。


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